甲状腺アブレーション治療について10個のQ&A 1~3
この記事を書いている人 - WRITER -
さとりえ(佐藤梨絵)
健康運動指導士・介護予防運動指導員
地域に介護予防のためのスモールグループを作る
フィットネスインストラクター・パーソナルトレーナー
2017年9月、甲状腺乳頭癌(こうじょうせんにゅうとうがん)のため、手術を受けました。がんの告知から、入院、手術、その後のリハビリや検査について、経験したことを書いています。同じ病気と闘う方の、少しでもお役に立てたらと思います。
こんにちは!
さとりえです。
本日、久し振りに走りました。
とても、気持ち良かったです。
外気は乾燥しているので
喉が痛くならないかなと心配でしたが
ゆっくり走ったので、大丈夫でした。
走る時間は
自分に向き合う時間
呼吸、外の風、景色。
どれをとっても
癒やされます。
来年はマラソン大会に参加しよう。
ブログのタイトル
治療についてのQ&Aを
病院から頂いた資料を基に書いていきます。
Q1;アブレーション治療はなぜするの?
A;あなたが甲状腺癌と診断され、
甲状腺全摘術によって
病巣をすべて取り除くことが
出来たと判断された場合でも
わずかに甲状腺が残っています。
わずかに残っている甲状腺を
ほっておくと、甲状腺癌が再発したり
他の部位に転移したありすることがあります。
これを予防する目的で、
放射線ヨウ素(カプセル剤)でわずかに残った
甲状腺を処置することをアブレーションと言います。
アブレーションを行っておくと、
再発予防になるだけではなく
万が一再発したと場合にも
発見しやすくなることが知られています。
アブレーションは甲状腺全摘術あるいは
甲状腺準全摘術を行った患者さんに行われ
放射線ヨウ素を内服する量(放射線の量)も少なくて済みます。

↑病院の資料を
とにかくそのまま書き写しました。
・・・。全く上手く描けません。
イメージですので!!
読み取って下さい。
(皆さんの読解力に丸投げ)
注意)甲状腺癌の手術法により、
アブレーションが出来ない場合もあるとのこと。
担当医師にご確認下さい。
この治療、私は前回の診察で
また近いうちに行った方が良いかも知れないと言われています。
Q2;カプセル剤とはどんなお薬ですか?
A;「治療用放射線ヨウ化ナトリウムカプセル(1-131)」という医薬品です。
カプセルの中には、放射線ヨウ素(1-131)という
アイソトープ(RI)が含まれていて放射線を出す性質があります。
また、ヨウ素が甲状腺に集まる性質を利用して
同じ性質を持つ放射線ヨウ素を
わずかに残った甲状腺に集めることで処置します。
この効果は、ベータ線という放射線で達成されます。
一方で、ガンマ線という放射線がわずかに体の外に出てきます。
これを利用して写真(シンチグラムと呼びます)を取ることが出来ます。
シンチグラムによって、治療効果の判定や病巣がないか診断できます。
Q3;カプセルは飲むだけですか?
A;当日はカプセルを飲むだけで、注射などはありません。

↑病院から頂いた資料に載っている挿絵

↑一生懸命、何度も描き直した私の絵
「カプセル剤を飲む」というコトは
伝わるように描けたのではないかと思います!!
特にカプセルは上手く描けました。
この治療・・・
カプセル剤を飲むだけですが、
治療前4週間から治療後3日まで
治療の効果を最大限にするための準備が必要です。
この準備については次の記事に書いていきます。
まとめ
アブレーション治療は
まだ多くの方に知られていない治療のようです。
ブログへのお問い合わせにも
治療についてのご質問を何件か頂きました。
このブログ情報が皆さんの
何か少しでもお役に立てますように。
アブレーションについてご興味のある方へ
こちらの記事もお読み下さい。
》》》甲状腺がん手術後、半年以降に行うアブレーション治療とは
》》》甲状腺アブレーション治療について10個のQ&A 4個目
この記事を書いている人 - WRITER -
さとりえ(佐藤梨絵)
健康運動指導士・介護予防運動指導員
地域に介護予防のためのスモールグループを作る
フィットネスインストラクター・パーソナルトレーナー
2017年9月、甲状腺乳頭癌(こうじょうせんにゅうとうがん)のため、手術を受けました。がんの告知から、入院、手術、その後のリハビリや検査について、経験したことを書いています。同じ病気と闘う方の、少しでもお役に立てたらと思います。