愛川町で「自主サークル」を立ち上げる事になったきっかけ

健康運動指導士・介護予防運動指導員
地域に介護予防のためのスモールグループを作る
フィットネスインストラクター・パーソナルトレーナー
2017年9月、甲状腺乳頭癌(こうじょうせんにゅうとうがん)のため、手術を受けました。がんの告知から、入院、手術、その後のリハビリや検査について、経験したことを書いています。同じ病気と闘う方の、少しでもお役に立てたらと思います。
こんにちは。
さとりえです。
今回のブログは、
介護予防のお仕事について書いていきます!
現在私は、神奈川県愛甲郡愛川町に週一回
介護予防運動教室を担当しに行っています。
自治体によって教室の形は様々であり
年間通して何期あるか
またその期を何回繰り返し参加して良いかなど
ルールが異なります。
今回は、愛川町の教室で
卒業後も教室で出会った仲間と会いたい。
自分達の教室を作りたい。
という思いによって誕生した
「自主サークル」について書いていきます。
自主サークルを立ち上げる事になったきっかけ・・・。
の前に、教室についての
プチ情報からお読み下さい(^○^)
介護予防運動教室ってどんな教室?
教室の目的
わかりやすく言うと、言葉の通り
介護状態にならないようにする教室です。
少し詳しく言うと、
高齢者の方が、要介護状態になる前に
個人の状態に応じた運動器の機能向上プログラムを
短期集中的に実施し、生活機能の維持・向上を図り
地域において自立した活動で
生きがいのある日常生活を営めるよう
生活の質を向上させることを目的とする教室、です。
一気に難しく見えますが(^O^;)
じーっと見ていると、慣れてきますので♪
教室の期間
1期 6月~8月
2期 7月~10月
3期 10月~12月
4期 12月~3月
週2回
全22回=1期分
※自治体によって回数や、期分けの考え方は違います。
対象者
愛川町在住で、町の方が必要と判断した方。
※詳しい項目は省略させて頂きます
卒業のルール
2期目までは継続することが可能。
その後は卒業すること。
※自治体によってルールは異なります。
運動教室を卒業した方々の希望で誕生した「自主サークル」
「自主サークル」は早い段階から相談されていた
6月から教室に参加していた方々は、
10月末で教室を卒業となります。
その方々から7月に
「卒業したあとも通えるように
教室を開いてもらえないでしょうか」
というご相談を頂いていました。
まだお会いして間もない時期です(゚ー゚;)
7月に卒業後の話?
って、え??11月の話?
気が早すぎませんか???
と思っていました。
今までの経験上だと
教室終わる頃に講師側から
「教室後に、運動する機会はありますか?」
など、カウンセリングしていく事が多かったです。
しかし
前年も参加していた方々は、
教室の仕組みをよく理解されていたんです。
教室を卒業した後
一気にやる気が無くなったり
食欲がなくなったり
眠れなくなったり
寂しさを感じたり
様々な不安を抱えて
過ごされていた事を
お会いするたびに、一生懸命お話しして下さいました。
教室に通って楽しければ楽しいほど
その時間が急に無くなると
寂しさや不安を強く感じる。
大恋愛後の失恋に似ている。
とのことでした。
教室にときめいて下さり
ありがとうございます!!
「自主サークル」を受けると決断するまで渋ったさとりえ
実は教室をスタートすると決断するまで
私はとても渋っていました。
というか、何度も断っていました。
現在、家を出てから、教室会場まで
約2時間
かかります
(゚ー゚;)
直線距離は10キロ程度なのに、
バスを乗り換えて向かいます。
そして、バスの本数は少ないです。
余裕を持って家を出ると
約2時間かかることになります。
車。必要です!!ですよねー。
今まで車通勤が禁止だったせいもあり
車無しで生活していました。
フィットネスで仕事をする前は、乗っていました。車。
卒業後の教室…
何度もね、断ってました。
「ごめんなさい。遠いです。」
私じゃなくても良いのではないか。
参加できる他の教室を紹介することで
解決する問題なのではないか。
そんな思いで
皆さんとお話ししていたのですが
「他の教室へ行けば良いとか
そういうことじゃないんだ。」
という熱い思いをお聞きしているうちに
今までの考えが、変わっていきました。
皆さんのパワーは、すごいです。
さとりえを動かした6名の戦士達
①ツンデレキャラのAさん(80代;女性)
お会いした初日、あまり目が合わず
「肩が痛いから適当にやるんで
私の事はほっといて。」
と、冷たく言われました。
当然ほっときませんでしたが笑。
毎回、バイクをすっ飛ばして教室に来るので
「走り屋Aさん」と呼んでいたら
嬉しそうに笑うようになりました。
微妙な出会いから一変して
教室にはいつも一番早く来て下さるようになり
卒業後の教室にも、一番力を入れて下さいました。
この方の一言は、いつもパンチがあります。
「あんたと会えなくなるんじゃ
すぐ病気になって
どうにかなっちゃうかもね?」
!?(゚□゚屮)屮
・・・。
もはや…脅迫ですね。
デスよ。
②病気と闘うBさん(60代;女性)
バスで通うBさんは、
重い病と闘いながら、
教室に参加して下さっていました。
それでも、すこ抜けて明るく笑い、
いつでもパワフル!
1期の途中では入院しながらも、
2期目も継続して通ってくださいました。
そんな前向きで
いつも明るいBさんが
卒業近くなった時、涙を見せました。
「この教室がなくなったら、希望がなくなる。
体がどんどん弱くなっているのがわかるの。
この先、生きる希望が持てなくなっちゃう。
こんなに笑う場所は今までなかったから。
お願い。絶対行くから、教室を開いてもらえない?」
(T_T)
・・・。
Bさんの笑顔を見るためになら
バスの乗り換えがなんだよ!!!
そう思いました。
③Bさんと近所のCさん(70代;女性)
Bさんの近所に住むCさんは
常にBさんと一緒に教室に来ていました。
ご近所付き合いはとても長いそうです。
お聞きしたのに、
何年のお付き合いか忘れてしまった笑
また聞きます!
「私はBさんと運命共同体だから!!
もちろん行きますよ!!」
え・・・。
運命共同体!!
熱!!!
どっかで聞いたようなフレーズ。。。
\(^O^)人(^O^)/
Let’s Move!!
④一番大人しかったDさん(70代;女性)
いつも大人しく微笑み
教室を、楽しんで頂けているか
少し心配だったDさん。
いよいよ卒業が近づいてきた時
声をかけてきて下さいました。
「教室やってくれるの?
まだ決まってない?
もしやるなら行くから!
やってほしい!
ちゃんと伝えておかないと、
伝わらないかなって思ってね、
言いに来たの。
人数の問題?
何人必要??私も集めるから。」
(/_<、)
その場で泣きそうになった・・・。
⑤ファッションリーダーEさん(80代;女性)
年々脚が思うように動かなくなるというEさん。
教室では一番のお姉様。
女子力が高い。
ファッションリーダー。
巷の情報には敏感。
「他にも教室?
あるよ?そんなのわかってる。知ってるよ。
でもね、違うんだ。
みんな、あなたに会いたいんだよ。
大変だと思うけどさぁ、何とかなんないかね。
人数必要ならさぁ、
みんなで集めるように声かける。
ねぇ??
みんなぁ!?集めるよねぇ??
きっと○○さんも来るよねぇ??
ほら、みんな言ってる。
みんなで協力するからさぁ。」
流石ファッションリーダー!!!
自分で洋服作っちゃうだけあります。
3秒見つめるだけで
大爆笑しちゃうだけあります。
(笑いのツボ浅すぎます)
呼びかけ方が、何かもう、すごい!!
「ねぇ!?みんなぁ!?」
のくだり笑
かっこよすぎました♥
⑥スーパーポジティブFさん(70代;女性)
決して楽しいことばかりではない毎日。
(みんな同じですよね)
大変なコトを抱えながらも
常に太陽のような笑顔のFさん。
お友達とのランチ会の幹事も
引き受け、テキパキこなすそうです。
「卒業後の教室。
やりましょう!
みんなで、やりましょう!
1期の方メンバー、
全員が参加するって言ってます。
お友達も集めてくるし協力します!
みんなで協力してやりましょう!
ね?はい!!やりましょうやりましょう!!」
勢いがすごい!!
ということで、
①~⑥までご紹介した方々の言葉に背中を押され
自主サークルを立ち上げることになりました。
「みんなで」がキーワード。
1期のメンバーは、この6名からスタートしています。
継続率、100%。
サークルを立ち上げるためにやったこと
今回、サークルを立ち上げる、きっかけについて書きました。
実際に立ち上げるまでには、様々な準備が必要でした。
ザックリ言うと
・会場 ⇒ どこが全員集まりやすいか
・日程 ⇒ いつが全員集まりやすいか
・参加費 ⇒ 幾らが妥当か
・申し込み方法 ⇒ ネットは難しいかな
・チラシ作成 ⇒ 掲示用と手配り用が必要かな
などなど。
こちらはまた詳しく記事にします!
まとめ
介護予防運動教室。
進めていく中で、様々な課題が出来てきます。
参加者の方に対して、誰が、どこまで関わり
サポートしていくのか。
自治体の方や
講師派遣元会社の担当の方と
コミュニケーションを取りながら
進めていく必要があります。
大事なのは
「自主性」
「みんなで」作るサークル活動
そこを見失わずに
どこまでが、自分の役割かを見極めつつ
参加者の皆さんと、試行錯誤しながら進んで行きます。
「関わる人の思いに、全て応えていたら身が持たないぞ。」
「そんな遠い場所で、苦労して、一体何になるんだ。」
と、体を心配して、厳しく指摘して下さる方々もいます。
ありがたいです。
心から。ありがとうございます!!
とにかくやると決めたので♪
色々と、楽しみながら行動してみます。
なので、応援して頂けると嬉しいです!!
今回の取り組みが、同じように活動する方々の
役に立つ情報となるように、ブログを通して発信していきます。
拙い文章ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
記事への感想や、ご質問など頂けるとありがたいです。
お気軽にお問い合わせフォームからご連絡下さい(^○^)
健康運動指導士・介護予防運動指導員
地域に介護予防のためのスモールグループを作る
フィットネスインストラクター・パーソナルトレーナー
2017年9月、甲状腺乳頭癌(こうじょうせんにゅうとうがん)のため、手術を受けました。がんの告知から、入院、手術、その後のリハビリや検査について、経験したことを書いています。同じ病気と闘う方の、少しでもお役に立てたらと思います。
Comment
[…] した!!え?さとりえ愛川町で取り組んでいたんじゃないの?→愛川町で「自主サークル」を立ち上げる事になったきっかけと思われた・・・そこのあなた。はい!!同時進行です!!同 […]