健康運動指導士/フィットネスインストラクター

甲状腺がん 退院日に同室だった方へ、ご挨拶しに行きました

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同室の方にご挨拶
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さとりえ(佐藤梨絵)
健康運動指導士・介護予防運動指導員
地域に介護予防のためのスモールグループを作る
フィットネスインストラクター・パーソナルトレーナー


2017年9月、甲状腺乳頭癌(こうじょうせんにゅうとうがん)のため、手術を受けました。がんの告知から、入院、手術、その後のリハビリや検査について、経験したことを書いています。同じ病気と闘う方の、少しでもお役に立てたらと思います。
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こんにちは。

現在、台風21号の影響で、外はものすごい風と雨です。

関西での被害がニュースに流れていて、心が痛い・・・。

気をつけてお過ごし下さい。

これ以上被害が広がりませんように。。

 

 

私は…

自分が出来ることを、進めていこう。

と言うことで、ブログを書こうと思います。

 

 

2017年9月5日(火)~9月14日(木)まで

甲状腺がんで入院していた時のことについて書いています。

さとりえです。

 

今回は、退院日に同室の方にご挨拶しに行った時のコト。

 

心に残っているコトの一つなので

書いてみたいと思います。

 

 

入院中、同室の方に対するお礼やご挨拶

するのか、しないのか。

状況にも、よると思います。

 

「した方が良い!」とも

「しなくても良い!」とも

 

言い切れません。

 

状況次第で、感じたままに、

行動すれば良いかなって思います。

 

病院なので、

お話しできる状態か、相手の都合もあります。

 

退院が、おめでたいことなのかは、

それもまた、わからないこともあるので、

状況次第。

 

 

ただ、感謝の気持ちは、言葉にしないと伝わらない。

 

そして、感謝の気持ちは、邪魔にはならない。

 

 

少しでも、お世話になったなって思った人には

自分の言葉で、感謝の気持ちを伝えていけると

お互いに幸せなんじゃないかなと思います。

 

 

退院日当日

そんなことを、お隣さんから学びました。

 

出会いに感謝しています。

 

 

病室は4人部屋でしたが、実質2人部屋

入院、手術は早急にお願いしたので

 

「病棟は空いているところであれば

どこでも良いです!!」

 

と伝えており、4人部屋になりました。

 

でも、実質、二人部屋みたいなつくりの病室でした。

 

私の方が先に入院し、

同室の方は、私が手術をしている間に入院されていました。

 

同じ病気ではなく、また違う病気でご入院された方でした。

 

私の手術当日の夜は、大変なご迷惑をかけたかと思います。

 

朝から手術に出かけて、夜に戻ってきてから

私は眠れない夜を過ごしていました。

 

でも、同室の方にとっては、その日が入院日。

 

私は、眠れない夜、ずっと、

自分の声が出るか、気になって、

呼吸トレーニングをしていました。

 

 

 

具体的には、咳が出るかを確認して

喉に絡まる痰が出るたびに看護師さんを呼んで

吸引してもらう。というものでした。

 

 

その他の時間も、喉が「ヒューヒュー」鳴り

自然に涙が出るくらい、痛くて痛くて仕方なかったです。

 

 

同室の方からしたら、

不快な音が定期的に聞こえてきて、

眠れなかったに違いありません。。。

 

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

 

「人と比べない」ということ

手術日が終わり、私が手術後1日目。

その時、同室の方が、手術日だったかと思います。

 

手術時間は私の3分の1くらいのスピードで戻ってきて

手術後もすぐに起き上がり、話すことが出来ていらっしゃいました。

 

すごいなぁって思っていました。

 

病名が同じであったとしても、

治療は一人一人違うのに。。

 

思うように体が動かなかった手術後1日目。

 

人と比べない・・・。

 

そう、自分に言い聞かせていても、

人と比べてしまう。。

 

 

私は未熟な人間だなぁって、思います。

 

 

 

現在、deep WORKという、スタジオプログラムを担当していて

そのプログラムでは、インターバルトレーニングを行います。

 

約、1分間の有酸素運動を行うのですが、

その際に、皆さんががんばれるように声をかけます。

 

「人と比べず、

自分のペースで行いましょう!!」

 

 

そう、お伝えしているのですが、

 

実は、そのたびに、

私は自分の気持ちとも戦っています。

 

比べてしまう気持ちが、痛いほど、わかるから。

人と比べずに、自分の動きに集中していくことの難しさ。

 

 

でも、それが、出来るようになると、

自分の身体に向き合えて、

ちゃんと動けるようになるんですよね。

 

難しい。

けれど、どんなエクササイズも、

楽しみながら、マイペースに続けたいものです。

 

同室の方は、とてもお見舞いが多かった

隣の方は、面会時間になると

お見舞いの方がひっきりなしにいらっしゃり

ずっとお話をされていました。

 

夜まで、入れ替わり、立ち替わり。

楽しそうな話し声は、続いていました。

 

 

娘さんかなぁ。

ご主人かなぁ。

 

 

お友達かなぁ。

 

あ。また娘さんかなぁ笑

 

 

みたいな笑

 

 

全くお話しした事はありませんでしたが、

癒やされました。

 

 

私は、そんな病室から、離れ

誰かお見舞いに来るかも知れない・・・。

なんていう心配もなかったので、

ひたすら、階段トレーニングに打ち込みました。

 

 

今は亡き祖母を思い出す

私には、尊敬する89歳の祖父がいるのですが

祖母は、16年前に亡くなりました。

 

亡くなる前、10年以上は病気と闘い

主に、入院していることが多かったです。

 

 

そのため、お見舞いに行くことも多かったのですが

お見舞いに行くたびに、一緒にお散歩へ行っていました。

 

 

病室に入る前、

ナースステーションで看護師さんから

 

「今日は調子が悪いようなので

あまり動けないと思います」

 

と言われることが、多くなっていた頃。

 

 

祖母は、私の顔を見ると、

ゆっくりではありましたが、杖を持ち出し、

病室の外、10m、5mを、手をつなぎながら歩きました。

 

目が悪くなっていたので、

杖も、支える手も、両方必要でした。

 

さとりえ

「ばあちゃん!

梨絵だよー!

来たよー笑

調子はどんな??」

 

 

ばあちゃん

「梨絵??

来たのか??」

 

 

さとりえ

「うん!来たよー!!」

 

 

ばあちゃん

「どれ?

そしたらばあちゃん、

がんばって起きなきゃなんねな!!」

 

 

さとりえ

「無理しないでー笑

歩くの??

じゃ一緒にあるこう!!」

 

 

そんな会話。

懐かしい。

 

 

 

入院生活が長くなっていたばあちゃんに

運動してもらうことはとても大事なコトでした。

 

 

全く運動しなくなっていたばあちゃん。

 

私が行った時は

 

周りの人が驚くほど

別人のように歩いていたとのことでした。

 

 

ばあちゃん。

私が、そばにいたら

もっと歩いてくれたのかな。

 

 

入院中、

お隣のお見舞いの声を聞きながら

そんなことを、思い出していました。

 

 

勇気を出して、退院日にあいさつ

退院日が決まった日。

同室の方に、何か、お礼をしたいと思って

院内でお礼のものを探していました。

 

病院内には、コンビニの他にお花屋さんや

本屋さんもありました。

 

でも。。。

 

それまでほとんどお話しした事もありませんでした・・・。

すぐ、本当に、すぐ隣にいらっしゃったのに。

 

朝、歯を磨いたり、

顔を洗うときに、少し顔を合わせるだけで

「おはようございます」

「こんにちは」

くらいしか会話を交わしていませんでした。

 

重くならないような、お礼の物、とても悩みました。。。

 

 

最終的に、決めたのは、

姪っ子のあいちゃんと同じ、ねこちゃんクッキーのプレゼント。

 

姪っ子2

※あいちゃんが右手に持っている、ねこちゃんクッキーです🐈

 

弟家族がお見舞いに来てくれたときのコト

》》》手術後3日目 弟家族のお見舞いでリハビリに火が付く

 

 

いい大人が!!どうしてくれよう!!

なにか、他になかったんかいな!!

 

と、思うような、子どもっぽい、お礼になりましたが

そのねこを握りしめて、退院日の当日。

朝ご飯を食べ終わって、弟の迎えを待っている時間。

 

 

勇気を出して、カーテンの向こうにいらっしゃる、

お隣さんへ声をかけました。

猫ちゃんクッキー

 

さとりえ
となりのさとうです。

あの、今日退院になります。

ご挨拶したいのですが

今、大丈夫でしょうか?

 

おとなりさん
はぁい。どうぞ。

 

 

 

とっても、優しい声が、返ってきました。

 

 

さとりえ
失礼します。

 

ちゃんと、目を合わせたのは、そのとき、初めてでした。

 

 

さとりえ
今まで、ありがとうございました。

手術の日・・・。

あの、私が手術終わった後なんですが

夜にうるさくしてしまって、申し訳ありませんでした。

せめて最後にご挨拶したいと思ってきました。

 

それで、あの、これは

気持ちです。。。

 

 

おとなりさん
まぁまぁ。さとうさん、

わざわざありがとう。

 

あらぁ!かわいいねこちゃん!

本当に、ありがとうございます。

お若いのに大変そうで、心配していましたよ。

 

手術の日は、心配で、看護師さんに聞いたんです。

 

隣の方、ずいぶん戻ってこないけど、大丈夫ですか?って。

 

夜は、本当に苦しそうでしたね。

気にしないで。お互い様だから。

 

こちらこそ、面会時間はうるさかったでしょう。

ご迷惑をおかけしたのはこちらですよ。

 

退院、おめでとうございます。

無事に退院できて本当に良かったですね。

 

これからも、無理せずに。ね。

 

お互いに、がんばりましょうね。

 

 

あまりにも優しく、

 

あたたかい言葉に・・・。

 

 

言葉を失いました。

 

嬉しすぎて。。。

 

 

なんか。。。

 

こんなに近くにも、

応援して下さって、

心配して下さっている方がいるなんて・・・。

 

 

胸が締め付けられました。

 

 

ねこちゃんのクッキーでしか

 

お礼できずに、もどかしかった。

 

本当に、ありがとうございました。

 

まとめ

二度と再会することは

ないかも知れません。

 

人生の中で

大きな経験となった入院期間中

一番近くで過ごした、お隣の方。

 

感謝の気持ちを伝える瞬間は

その時しかないと思ったので

勇気を出しました。

 

関われている人。

会えている人。

 

つながっている人。

 

今、生きているから、伝えられる感謝の気持ち。

 

迷ったら、勇気を出して、行動することをオススメします。

 

 

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